症状別コラム

猫背、姿勢改善(上位交差症候群)

猫背、姿勢を改善するためにまず知っておきたいこと(上位交差症候群)

姿勢の特徴
・巻き肩で、頭部や顎が前に出ている。
・ストレスレベルが高かったり身体の緊張が強いと、つま先が外側に向く立位姿勢(股関節外旋位)になる。
・長時間座位の生活をする人に多い。

過剰に収縮している筋肉
①大胸筋
②小胸筋、肩甲挙筋、大円筋、僧帽筋上部
③三角筋前部
④肩甲下筋、広背筋、大円筋
⑤胸鎖乳突筋、頭直筋、斜角筋
機能不全を起こしている筋肉
①菱形筋
②僧帽筋下部
③三角筋後部
④小円筋、棘下筋、三角筋後部
⑤頚長筋、頭長筋(椎前筋群)

猫背改善のストレッチ、エクササイズについてDPCで行っていること

評価
☑可動性の評価
(軟部組織の硬さか?コントロール不全か?等)
☑呼吸パターンの評価
(呼吸筋を使えているか?肩で息をしていないか?等)
☑関わる筋肉の触診
(機能不全を起こしている筋肉を押圧すると痛みを感じます。)
運動
☑身体の緊張を取るストレッチ、エクササイズ
☑眠っている筋肉を活性化するエクササイズ
☑それらを統合するエクササイズ

姿勢改善に関する考え方

姿勢不良の原因は筋肉の長い短い、硬い柔らかいといった問題だけではありませんので我流でストレッチやエクササイズだけを試しても思ったように改善しなかった経験がおありかと察します。

大切なのは関節の構造と機能的連鎖を取り戻すこと。
そして脳や神経、感覚器の機能も正常に働かせてあげることです。

姿勢は脳の無意識的な領域で制御されています。
そのため意識的に「胸を張って」「肩の力を抜いて」では本質的な改善には繋がりません。
これは昨今の脳神経系の姿勢や痛みに関する様々な研究でもハッキリしていることです。

確かに意識的に様々なストレッチ、エクササイズをした直後に写真を撮ると背すじが伸びて改善したかのような感覚になります。
しかし日常に戻るとどうでしょうか。

お客さまの声

M.Yさま(40歳代・女性)
去年来ていた服が年々キツく感じていたのが、姿勢が良くなることでキツさを感じなくなりました。

自分の正しい姿勢がどこかわからなかったのが、トレーニングを受けるようになり、正しい姿勢の位置がわかるようになっていきました。

日常的にも、腰や肩が張ってしんどい時など和らげる方法をアドバイスいただき自宅でもメンテナンスできるようになり、助かりました。

知識が豊富で、なんでも相談できる雰囲気なので、質問しやすく、DPCに通うことで食事や運動に対する意識が高くなれたように思います。

その時の症状で、メニューを組んでもらえるので、自分ではなかなかできないトレーニングができて、とても信頼できるパーソナルトレーナーさんで通い続けたいとおもっています。

おわりに

姿勢を整えることで見た目はもちろんですが、副次的に起こる様々な症状を予防することができます。
姿勢不良は動作不良のきっかけになり、動作時の膝や肩の痛みにも大きく関わってきます。
予防医療のために運動を検討されている方は是非お越し下さいませ。
お逢いできますことを心より楽しみにしております。

余膳正志(よぜんまさし)