症状別コラム

頚椎神経根症の手術後リハビリ

頚椎神経根症とは

【症状】
中年~高齢の人で肩~腕の痛みが生じます。
腕や手指のシビレが出ることも多く、痛みは軽いものから耐えられないような痛みまで程度はそれぞれです。
一般に頚椎を後ろへ反らせると痛みが強くなりますので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になります。上肢の筋力低下や感覚の障害が生じることも少なくありません。
【原因と病態】
(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、脊髄からわかれて上肢へゆく「神経根」が圧迫されたり刺激されたりして起こります。
遠近両用眼鏡でパソコンの画面などを頚をそらせて見ていることも原因となることがあります。
頚椎症説明図
※ここまでの文章、画像は日本整形外科学会のホームページより引用しています。

今回は頚椎の神経根症の手術後に痛みとシビレは消失したものの、首から肩のこわばり(筋緊張)が表れ、肩から鎖骨付近に痛みが出てきた方の症例です。

検査など

数日前の整形外科でのMRI、レントゲンは異常はなく筋骨格系の問題とのことでした。
当日は神経症状は無しを確認。
一週間前はコップを持っても痛かったとのことなので大変辛かったことだと察します。
痛みは治まってきているとのことなので、施術前に5kgのダンベルを持っていただき痛みの確認を行いました。
やはり、肩周りに強い痛みがありました。

首、肩周りの筋肉を触診&押圧、自動介助運動

頚椎の自動介助運動
患部周辺を触診し、緊張の強い筋肉を様々な方法でリセットしました。
筋肉の攣縮を取るソフトな施術から、強めの圧を加えながら首を動かしていただくハードな施術まで。
必要と思われる施術を約40分行いました。

施術後

首の周りやすさ、患部の痛みの消失。
5kgのダンベルを持っても痛みはありませんでした。
そして機能維持のためのエクササイズをご紹介した流れになります。

おわりに

手術後は症状は治まることがありますが、やはり無意識レベルで患部を守ろうと筋肉は緊張してしまうものです。
そこから動きのパターンに変化が生じ始め患部以外に不具合が出てくるといった感じです。
DPCでは施術から動きのパターンの再教育までを一貫した流れのサービスを提供しています。
一度体験にお越し下さいませ。
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