膝痛での注射・手術
ちょっと待ってその前に
50歳以上であれば膝痛の有無に関わらず、
X線・MRIでほとんどの人に
「軟骨が少し擦り減っている」などの
異常が発見されると言われています。(※)
しかし実際に膝痛があった場合でも
症状の「場所」は膝ですが
症状の「原因」は股関節の可動性の問題や
コントロール不全ということもよくありますので知っておいて下さい。
股関節を使った動きが作れないため、
日常生活で膝を酷使してしまっていたという状態ですね。
症状の「場所」を発見してくれる医療的診断
症状の「原因」を発見してくれる動作評価
例えば、このようなお客さまにバンザイした姿勢でしゃがむ動作をしていただきます。
すると膝がどんどん前に出てきて、
つま先に体重が乗っていき途中までしか
しゃがむことができません。
このようなお客さまには股関節の運動が大切になってきます。
日常の動きはクセがついていて自動化されていますので、
最初はうまく股関節を動かすことができませんが
だんだん動きのコツを掴んでこられて膝に負担のかかりにくい動作が可能になってきます。
運動の重要性
こういった股関節のコントロール不全が原因のケースでは
「股関節を使う」という新たな動作を学習していくことが有効です。
DPCでは動作トレーニング、コンディショニングに重きを置いた運動指導を提供させていただいております。
自分の身体をコントロールできる土台を作っておくと
不具合が起きたときの修正も早くなります。
【参考文献】
園部俊晴の臨床 膝関節※
ムーブメント グレイクック
SFMAテキスト
他