症状別コラム

手の痺れが消えた原因と新たな気付き。

先日、硬い床で寝てから数日間、手掌部(手のひら側)に痺れを感じていたお客さまに対して、前腕伸筋群(手の甲側の筋肉)のマッサージを行ったところ、数日間続いていた痺れが解消しました。
·
痺れの原因は正中神経圧迫(手のひら側)によるものだと考えられましたが、緊張の非常に高かった前腕伸筋群(手の甲側の筋肉)による影響を疑いアプローチしました。
(手のひら側のイメージ↓)

(手の甲側のイメージ↓)

·
このように筋の緊張や滑走不全は、間接的に繋がる神経圧迫に影響することがあり、筋肉の緩和が結果として隣接する神経への圧迫を軽減することになったのかなと考えています。
·
特に筋、筋膜によって神経の滑走が改善されると、痛みや痺れが消失することがあるため、今回のようなケースでは有効な手段となりました。
·
·
ただ、人の体に「完全なる正解」というものは存在しないと考えています。同じ症状でも、別の方には全く効果が見られないこともあるでしょう。
·
それでも、この一つ一つの事例を自分の経験として大切に積み重ねていきます。
·
「病気を診ずして人を診よ」という言葉がありますが、まさにその通りで症状だけでなく、その人自身のライフスタイル、思考などをしっかり考慮した上で対応していけるようこれからも取り組んでいきます。

これからも皆さんの体と向き合い、楽しみながらパーソナルトレーニングを提供していきます!