可動域、柔軟性の改善について
ある程度適切なトレーニングを行った結果として得ることのできる効果は以下の4つです。
①可動域、柔軟性の改善
②筋力アップ、筋肉肥大
③バランス改善
④姿勢、動作の改善
これら4つの中で一番の土台になるものは①可動域、柔軟性の改善だと考えいます。
①が②〜④の改善に最も影響を与えてくれます。
特に中高年になると筋力の低下を感じてトレーニングを始める方もたくさんいらっしゃるかと思います。
しかし、いきなり筋トレからスタートされるのも一長一短。
筋力低下は筋肉そのものが弱っているわけではない。
筋力の低下は筋肉そのものよりもその周囲の組織との滑走性や組織の柔軟性からの影響が非常に大きいということ。
つまり身体の硬い人がいきなり筋トレからスタートするのはサイドブレーキをかけたまま車を走らせるのと同じような状態。
筋力アップ、筋肥大が起こりエンジンと車体が大きくなったとしても、疲れやすくなるばかりか怪我の原因にもなりかねません。
筋トレ前にも身体の評価は必須
車は出荷前に厳重なチェックが行われますし、車検も必ずクリアしなければいけません。
しかし身体に関しては内科系や歯科、眼科の予防診断はあれども筋骨格系に関してはそのような予防診断や評価が行われないままトレーニングを開始させてしまうことが当たり前になっています。
出荷前にもチェックされず、車検もクリアしていない車が街中を走っているような状態。
これがトレーニングの現状だと思っています。
人生を常にともにするのが自分の身体ではないしょうか。
大切に磨きあげていきましょう(^^)