症状別コラム

ぎっくり腰〜30歳代女性〜

産後1〜2ヶ月ペースで起こるぎっくり腰と慢性腰痛。

産後2年間は10kg増えた体重が戻らず、慢性腰痛もあり週に一度は整体に通っていらっしゃいました。
約2週間で慢性腰痛は解消し、起床時の腰の不快感も出なくなりました。
2回のパーソナルトレーニングと、ご自宅での努力(ここが重要)が良い結果を導きましたので参考になさって下さい。

検査、評価で原因を抽出していく。

いくつか評価させていただき以下の2つが主な原因と見立てました。
①反り腰
②腰を安定させる体幹の不活性
まず①についてはober’s Test(Aduction Drop Test)陽性。
このテスト一般的には大腿筋膜張筋〜腸脛靭帯の硬さなどを評価するものですが、骨盤と大腿骨頭の位置関係を評価することもできます。
→骨盤前傾、腰椎前弯(反り腰)が強い傾向があるという見立て。
→大腿筋膜張筋〜腸脛靭帯の硬さもありました。
また下の写真のように腰を反らせると股関節の前方シフトが起こっておらず腰を反ら過ぎている様子も伺えました。
→胸椎腰椎移行部で動きを作るクセがあるという見立て。

前屈は大きな問題はなく腰の筋肉の硬さもありませんでした。

②についてはエクササイズの中で判断しました。
(長くなるので割愛させていただきます)

大切なことは腰痛に効く〇〇ではなく、個人に必要な〇〇。

整体もマッサージもエクササイズも腰痛には効果的です。
しかし個人に何が必要かは評価をして原因を抽出して、的をできるだけ小さくして一点集中が大切だと考えいます。
もちろん人間の身体なのでデータと理論だけでは解決できないことも多々あります。
今回の例は柔軟性もバランスも良好で腰椎骨盤の筋肉を使った細かな動きもしっかりできていました。
そのため必要なのは筋トレと判断しました。

骨盤のポジションを整えて体幹を鍛えるエクササイズ

やったことは骨盤をポジションを整えて筋トレ。
そして大腿筋膜張筋〜腸脛靭帯のほぐし。
パーソナルではもちろんですが、ご自宅でも頑張って取り組まれたのが良い結果を導きました!

おわりに

腰痛といえば整体、マッサージと直感的にイメージしてしまうもの。
トレーニングなんて危険と思ってしまわないでしょうか。
何度も繰り返しますが大切なことはあなたの状況に必要なものは何か。です。
もしお身体の困り事で私に役立てそうなことがございましたら体験にお越し下さいませ。
心よりお待ちしおります。