DPCコラム

使える筋肉と使えない筋肉

「何を成し遂げたいのか」で答えは変わる

筋肉を鍛えることは必ずしも稼働タイミングや動作パターンを向上させることにはならない。

体を動かすとき脳は筋肉個々の動きとして認識するのではなく動作単位で認識する。
この考え方を元に一緒にひも解いて行きましょう(^^♪
「何を成し遂げたいのか」によって使える筋肉、使えない筋肉の定義は変わってくるわけです。

使える筋肉、使えない筋肉

だいたいこのテーマに対していわゆる筋トレで鍛えた筋肉は使えないという話になるかと思います。
いわゆる筋トレは「〇〇筋に効かせる」といった感じで筋肉単体に意識を集中させて鍛えていきます。
例えばスクワットを10回で限界を向かえるようにしっかり効かせて究極の筋疲労を起こします。
そこで10回でヘロヘロになるように効かせるテクニックが必要になります。
ボディビルダーやフィジーカーのように彫刻芸術のようなシルエットを競い合う場合、こういった筋肉は「使える筋肉」になります。
しかし、より楽に走りたい場合や日常で楽に動けるようになりたい場合、この「効かせる」動作を体に覚えさせるのは本末転倒ですよね。

トレーニングとパフォーマンスの歴史

1970年代に筋トレが盛んになりボディビルのトレーニングが主流でした。
1980年代にパワーリフティングが、そして1990年代にはスナッチやクリーンといった速度の概念がプラスされていきました。
2000年代からはムーブメント、コンディショニングという考え方が広まってきましたが、トレーニング=ボディビルという文化が根強く残っている印象です。
そのため筋トレは「〇〇筋に効かせる」という発想になってしまいます。

快適に走りたい、動きたいなら

稼働タイミングや動作パターンを向上させるトレーニングを行うのが良いでしょう。
もちろん土台となるフィジカルは大切なので筋トレも必要な場合もあります。
しかし、そのスタート地点となるのは個々の体の評価です。
何が制限になっていて成し遂げたいパフォーマンスを阻害しているのか。
それを知ることで、筋トレが必要なのか?動作トレーニングが必要なのか?
個々に必要な「使える筋肉」をつくるための方向性が見えてくるんです。
「筋トレをするとパフォーマンスが下がり、パフォーマンストレーニングをすると筋肉が付かない。」
そんな反比例は起こりませんが
「何を成し遂げたいのか」によって使える筋肉、使えない筋肉の定義は変わってくるわけですね。
この記事を通してトレーニングに対する理解を深めていただけたでしょうか。
DPCでは幅広いサービスを心をこめて提供させていただいております。一度体験に起こし下さいませ^^
体験/問い合わせ